2015.3.4 真似る
- 公開日
- 2015/03/04
- 更新日
- 2015/03/04
校長室から
「学ぶ」は、「まねぶ(学ぶ)」と同源で、「まねる(真似る)」とも同じ語源です。
「まね → まねぶ → まなぶ」なのか、「まね → まなぶ・まねぶ」なのか、諸説がありますが、いずれにしても、「学ぶ」ことは、まず「真似る」ことから、ということになります。
そんな中、先日の6年生の掃除の様子もそうですが(参照:「縦拭き」、次に「横拭き」)、2年生でも、先日の朝礼で紹介した「永平寺中学校」の掃除の仕方を「真似て」いました。
1階から階段を上がって、2階に行くと2年生のフロアです。階段を上がるにつれ、静けさが伝わってきます。朝礼でも「低学年でも特に2年生が…」と言いましたが(参照:2015.2.23 朝礼校長講話)、その時より、さらに静かになっています。永平寺中の動画に刺激を受けたのが伝わってきます。
2年生は、低学年ながらしゃべらないで掃除をすることを意識して取り組めています。担任に聞くと「自分たちで『ピカピカタイム』と名付けて、取り組んでいます」とのこと。とても感心します。
廊下掃除の子を見ると、「縦拭きの後の、横拭き」の姿に出くわしました(写真)。6年生同様に、まさに「まねぶ」姿です。一連の作業の取り組み方がはっきりしていると、集中でき、無駄な会話は必要なくなります。何しろ、「やらされている感」がなくて、気持ちがいい姿です。「真似る」ことで「学んで」います。
イエローハット創始者の鍵山秀三郎氏は「いまだかつて、倒産した企業で、きれいに整然と掃除が行き届いていた会社はありません」と言っています。逆に言えば「掃除が行き届いていれば倒産しない」ことになります。これは「学力が伸びない、落ち着かない学校で、きれいに整然と掃除が行き届いていた学校はありません」と言い換えることができると、ふと思いました。
「掃除が静かに集中してできる学校」。4月に比べ、明らかによくなってきています。