2015.4.10 教科書の日
- 公開日
- 2015/04/10
- 更新日
- 2015/04/10
校長室から
新しい年度が始まると、真新しい教科書が手に入ります。そんなタイミングの今日、「4月10日」は、「良(4)い図(十)書」の語呂合わせもあり、「教科書の日」となっています。
教科書の裏表紙を見ると、写真のように「税金によって、無償で支給されています」の文字があります。
昭和37年に法律が制定され、昭和38年度に、小学校第1学年について実施されると、以後、学年進行方式によって毎年拡大され、昭和44年度に小・中学校の全学年に無償給与が完成し、現在に至っています。それまでは、お金を払って購入していたのです。
しかし、教科書を作成するには、用紙代や印刷・製本代など、実際にはお金がかかるものであり、「タダ」で作っていては、印刷会社や教科書会社は成り立っていけません。よって、政府がその費用を支払うのですが、平成26年度の政府予算には、「義務教育教科書購入費等」として、「約413億円」(!)が計上されています。
写真の文中にもあるように、「これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ」と書かれています。そんな教科書を手にしたら、がんばって学習しなければなりませんね。
ちなみに、教科書無償給与の対象となるのは、国・公・私立の「義務教育諸学校」の全児童生徒であり、その使用する全教科の教科書です。高校生以上は、教科書を、お金を払って購入しなければなりません。
世界を見てみると、先進諸国においてはもちろんのこと、その他の国々においても無償制とする国々が大半を占めています。しかし、なんかには、「貸与制」を採る国もあります。一冊の教科書が代々に渡って使い続けられる、というものです。そういう意味では、日本はありがたい限りですね。
以下のサイトでは、教科書について様々な情報を得ることができます↓
■教科書を知ろう