2015.4.17 少人数指導
- 公開日
- 2015/04/17
- 更新日
- 2015/04/17
校長室から
「第7次教職員定数改善計画」(平成13年度〜17年度)では、児童生徒の「生きる力」を育むためにはきめ細かな指導が必要と考えられ、「多様な指導形態」「指導方法」の導入をめざし、学級単位での学習指導だけではない学習集団単位での弾力的な指導も可能としました。これらにより、「ティーム・ティーチング」や20人程度の「少人数指導・習熟度別指導」が学校現場に定着するようになりました。
ちなみに、2012年に発表されたOECD(経済協力開発機構)の調査によると、小学校の「1クラス当たりの実際の児童平均人数」は以下の通りになっています(※数字は「人数」)。
イタリア 18.8
フィンランド 19.4
アメリカ 20.3
OECD平均 21.3
ドイツ 21.5
イギリス 25.8
日本 27.9
しかし実際には、本校であれば、最低でも「29人」であり、4年生については「37人」となっています。
きめ細かな指導をするためには、指導が行き届く人数であるのがよいのは、明白なところです(※極端に少ないのは×、その理由はまたの機会に)。
よって、一部の教科にはなりますが、現在、ほとんどの学校で、少人数指導を導入しています。
本校は、今年度、昨年度に引き続いて以下の学年・教科で少人数指導を実施していきます(写真は、算数の「ティーム・ティーチング」の様子)。
・1〜6年生 算数
・4〜6年生 理科
1クラスに、指導者が二人ついて実施する「ティーム・ティーチング」や、単元や内容によっては、所属学級教室と学習室の「1学級2展開」となって「少人数指導」「習熟別指導」を行っていきます。
きめ細かい指導を重ね、「分かった!」「できた!」という喜びを味わわせたいと思いながら、実施をしていきます。よろしくお願いいたします。