学校日記

2015.4.22 避難訓練

公開日
2015/04/22
更新日
2015/04/22

校長室から

今日は「避難訓練」が実施されました。
なぜ、避難訓練を行うのか。「有事の際に、円滑な避難が行えるようにするため」であることは、誰もが分かることだと思いますが、実際には、法的根拠に基づいて実施されています。

学校では、「学校保健安全法」という法律のもと、「学校安全計画」を策定しており、その中で「防災計画」を盛り込んでいます。防災計画では、

  施設設備の点検と整備を行い,危険を発見し,除去する体制を整えること
  児童・生徒が災害から自らの生命を守るために安全な行動をとる能力や態度を育てるよう指導する体制を整えること
  災害発生時に児童・生徒の有効な避難誘導を行うことができる体制を整えること
  学校が避難所となる場合の対応措置について体制を整える

等を策定しています。これらは、写真のように「学校安全マニュアル」に全てまとめられています。そして、上記の2、3のように、避難訓練に関するものを盛り込むのです。

さらに、「学校保健安全法29条2項」では、「校長は、危険等発生時対処要領の職員に対する周知、訓練の実施その他の危険等発生時において職員が適切に対処するために必要な措置を講ずるものとする。」とあり、教員が主体となって、児童を円滑に避難できるような訓練を実施するのです。

本校では、主に、
 1学期:校内で火災発生の想定のもと、火災発生箇所を避けながら、自分の教室からの避難経路を確認する訓練
 2学期:地震発生の想定のもと、教室等でのシェイクアウト訓練と、避難訓練。
 3学期:発生日時・箇所を知らせず、地震による想定のもとに行う、避難訓練。
を実施し、その他にも、引き渡し訓練や、救助袋降下訓練などを実施します。

今年度初めての訓練でしたが、誰もがしっかりと臨むことができました。
訓練後の講話では「100点満点の訓練に」「訓練は本番のように、本番は訓練のように」という話をしました。大地震や火災等は発生してほしくありませんが、万が一のためには「備えあれば憂いなし」です。古北っ子の命を守るために、今後も適切な訓練を実施していきます。