2015.5.1 ワークシートのカラー化
- 公開日
- 2015/05/01
- 更新日
- 2015/05/01
校長室から
授業で使うワークシート。一昔前は、黒インクのみの印刷機で印刷されたワークシートを使うことが普通でしたが、現在では、必要に応じて、カラーのワークシートを用います。お父さん、お母さんの世代では、まだそこまでには至っていなかったでしょう。
写真は、社会科で使う、気候の特徴に応じて色分けした地図や、グラフに色をつけた、カラー化したワークシート。
学校現場にも、カラーレーザープリンターが導入され、10年以上が経ちます。ランニングコストも徐々に低くなり、現在では、掲示物や教材のカラー化が進んでいます。
一般的に、視覚から得られる情報は80%程度と言われています。そうした視覚で印象づけるためにも、グラフや図、地図、写真など、カラー化の方がいいと思われるものはカラー化します。
ポイントは、「理解につながりやすい」という点です。支援が必要な児童には「グラフを見てごらん」というより「赤い線のグラフを見てごらん」という方が着目点がはっきりし、伝わりやすくなります。
しかし、色覚に障がいをもつ児童に対するカラーバリアフリーのこともあります。また、色が多すぎると、印象はぼやけてしまいます。
そんなことも配慮しながら、必要に応じてカラー化し、分かる授業のために、教材の工夫をしていきます。