2015.5.14 委員会活動
- 公開日
- 2015/05/14
- 更新日
- 2015/05/14
校長室から
5年生になると、「委員会」に所属し、様々な活動を行います。お父さん、お母さん方も、小中学生の頃に経験をされたことと思います。
これは、国が定める「学習指導要領」(参照:第6章特別活動)にきちんと記述がなされているもので、「委員会活動」(児童会活動)は、「特別活動」という、各教科・道徳・外国語活動・総合的な学習の時間以外の活動の中に位置づけられています。その目標は以下の通りです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
特別活動 目標
望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,自己の生き方についての考えを深め,自己を生かす能力を養う。
児童会活動 目標
児童会活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
つまり、異学年・同学年の児童が協力して、委員会活動を通して、集団を高め、さらに自治的な力や、その活動にまつわるスキルを身に付けていくということになります。
この活動は、世界的に見ても、一般的ではありません。アメリカやヨーロッパでは、代表児童や一部児童が関わることが多いようです。掃除や係活動などの身の回りの様々なことを自分たちで行う日本ならではのところがあるようです。
海外の人々が、「日本人のすごいところ」と、様々な場面を切り取り、その国民性を賞賛してくれますが、こういった、小学校(もっと言うなら幼稚園・保育園)からの活動が、生きているように思います。
そういった意味で、家庭での手伝いなどの活動も、大きな「生きる力」になっているように思います。ぜひ、ご家庭でも、古北っ子に、様々な手伝いをさせていただければ、と思います。
(※写真は、毎日、テキパキと献身的にがんばる給食委員です)