2015.6.11 数図ブロック
- 公開日
- 2015/06/11
- 更新日
- 2015/06/11
校長室から
1年生の算数では「具体物」を使って、考える場面が多くあります。「リンゴが3個」「アメが5個」「男の子が7人」などなど、数の概念を具体物に置き換え、イメージしやすくします。
しかし、最終的には、これらを「数字」という抽象的な概念に結びつけなければなりません。「3」「5」「7」などです。
その「具体物」と「数字」を結びつけるのに「数図ブロック」(写真)があります。
1年生の算数では、「数図ブロック」を用いた授業を行います。
「リンゴ3個」を「数図ブロック3個」に、「男の子7人」を「数図ブロック7個」に置き換えて、数字に結びつける一歩手前の学習をするのです。
数図ブロックを「半具体物」とし、リンゴのような「具体物」から「半具体物」に置き換えます。そして、「半具体物」を「数字」に結びつけていくのです。
大人になった私たちは、小学校1年生の頃の算数をほとんど覚えていないと思いますが、誰もが、そのステップを踏んで算数の力をつけてきました。
ちなみに、ブロックは「丸いピンク」と「四角い青」のシールで表裏が分けられています。
「カラー・バリアフリー」に対応し、「丸」と「四角」に対応するのと同時に、増えていくイメージの膨張色である暖色系の「ピンク(赤)」と、減っていくイメージの寒色系の「青」で色分けがしてあるのも特徴のひとつです。
「一ケタの数」が、直感的にイメージでき、加減法ができるようになることは、算数を学んでいく上での「土台」となります。
なお、1週間で4時間もある算数です。1年生の皆さん、算数、がんばりましょうね!