学校日記

2015.7.8 IT眼症

公開日
2015/07/08
更新日
2015/07/08

校長室から

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まだ成長過程の子どもの目には、必要以上の刺激を与えると、「IT眼症」という症状を引き起こす恐れがあると言われます。最近、そんな症状の子どもが増えているというのです。

「IT眼症」とは、「IT機器を長時間あるいは不適切に使用することによって生じる目の病気、およびその状態が誘引となって発症する全身症状」を言います。
単なる「目の病気」だけでなく、「全身症状」と言うのですから、穏やかではありません。

長時間のテレビの視聴、ゲーム、パソコンやタブレットなどの使用により、目は疲れ、ピントがあわなかったり、目の周辺が痛んだりし、それらが、さらに頭痛や吐き気をともなわせるようになります。
そして、長時間、同じ姿勢であることは、体の節々に緊張感を持たせることになると共に、ひどくなると、自律神経(循環、呼吸、消化、発汗・体温調節など無意識に働いている神経系)にまで影響を及ぼすようになるのです。

IT眼症を防ぐには、

・長時間のIT機器の使用を避ける。最長でも1時間以内。
・IT機器は50cm以上離れても、良く見えるものにする。(近づかないと見えないものにしない)
・IT機器から50cm以上離れて、電磁波の影響をなくす。


などに心がけるとよいとのこと。気をつけたいものです。

しかし、何より、大切なのは、子どもがIT機器につからなくてもよい家庭環境を作ることだと思います。
親子の会話を積極的にもつようにしたり、本を読む環境にしたり、IT機器以外に頼らない様々な体験をしたりすることで、依存も減り、「IT眼症」のリスクも減ると思われます。
特に、これから過ごす夏休みは、自由な時間が増えるだけに、気をつけたいところです。
IT機器の適切な使用を心がけ、健康的な目や心身を維持したいものです。

以下のサイトに、詳細が記されています。
公益社団法人 日本眼科医会「子どものIT眼症」
※画像は、上記サイトから引用しました