2015.7.26 半田赤レンガ建物
- 公開日
- 2015/07/26
- 更新日
- 2015/07/26
校長室から
今日は、知多方面に出かける用事があったので、途中、半田市にある「半田赤レンガ建物」に行きました。
先週、7月18日にオープンしたという施設ですが、建物自体の歴史は古く、明治31年(1898年)に「カブトビール」の製造工場として誕生したもので、平成26年6月から1年間の耐震補強・整備された施設です。
海運が発達した半田市は、古くから酒、酢、醤油、味噌などの醸造業が栄えていた地域で、「ミツカン」「中埜酒造」など、大きな会社が今なお健在です。そんな地域で誕生した「カブトビール」(前進は、「丸三ビール」)は、やはり醸造業である中埜酢店4代目と敷島パン創業者が1889年に起業した会社でした。
「カブトビール」とは、4大ビールである「キリン」「アサヒ」「サッポロ」「エビス」に対抗しようとして起業された幻のビール会社です。1900年のパリ万国博覧会でも金牌を受賞しているのです。
そんな歴史ある会社の工場の建物は、現存するレンガ造りの建物の中でも、特別な構造が施されていたり、第二次世界大戦で半田市が空襲を受けたときの機銃掃射痕も壁に残ったりするなど(写真左下)、この地域の歴史を物語る特別な建物です。
常設展示展(高校生以上200円)で、企業の歴史や建物の歴史、また建物の構造を知ることができます。社会科の先生が好みそうな建物ですね(笑)。
そして、何と言っても建物内にあるカフェやお土産は、察しの通り、大人が好みそうなものですね。
しかし、そちらがメインではなく、勉強をするために訪れたのですよ(笑)。
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■半田赤レンガ建物
■赤煉瓦倶楽部半田