2015.8.15 ミクロネシア海外派遣
- 公開日
- 2015/08/15
- 更新日
- 2015/08/15
校長室から
江南市では、各中学校から生徒が2名ずつ(5校・原則男女1名ずつ)と、引率教員3名の計13名で、毎夏に、「ミクロネシア連邦」へ海外研修に出かけます。
ミクロネシア連邦とは、どこにある国かというと、オーストラリアやパプアニューギニアより北に位置する、太平洋の赤道付近にある島国です。島国と言っても、600を超える島々が、東西に3,200km、南北に1,200kmと、本州が入ってしまうような広さに分布する島国です。4つの州からなる連邦国家です。
「なぜ、そんな島国に」と思うかもしれません。それは、今からちょうど10年前に、国際博覧会「愛・地球博」が行われた際、江南市がミクロネシア連邦と「フレンドシップ交流」の関係ができ、それ以来、互いに訪問するなどしながら交流を続けているのです。
もともと、日本とは関係の深い国であり、1914年に勃発した第一次世界大戦では、日本がミクロネシアを管理下に置いていました(当時はドイツ領)。その後、1920年に、国連は、日本にミクロネシアの統治を委任したため、先住民40,000人に対し、80,000人を超える日本人居住者がおり、経済を活発化させました。
第二次世界大戦では、世界最大級の環礁(サンゴなどで作られた、海を囲むようにしてできた地形)があるため、太平洋の真ん中にあるにも関わらず、大きな波を寄せ付けず、重要な軍事拠点になっていました。
よって、今なお、戦争の爪痕が残ると共に、日系の人が住んでいるため、日本名や日本語をいくつも見ることができます。
日本が敗戦国となると、アメリカが統治し、1979年には、トシオ・ナカヤマ初代大統領が誕生し、1986年に独立した、国家としては歴史の浅い国です。
さて、そんなミクロネシアに、明日16日(日)から、22日(金)まで、江南市の中学生・先生が研修に出かけます。
実は、私も、今から8年前に訪問しています。その模様が、前任校である布袋中学校のHPにシリーズとして、掲載しているので、よければ、ご覧下さい。約30の記事を、シリーズとして掲載しているので、研修や国の様子がよく分かりますよ!
(※以下をクリック)
■ミクロネシア連邦(日本外務省)
■ミクロネシア連邦(Wikipedia)
■布袋中学校HP(2008 ミクロネシア海外研修レポート)