2015.12.23 「食」って楽しい!
- 公開日
- 2015/12/23
- 更新日
- 2015/12/23
校長室から
「子とともに ゆう&ゆう1月号」の特集は「『食』って楽しい!」というもの。
「食べること」だけでなく、さまざまな観点から「食」の楽しさについて触れています。
その中でも、「味わう楽しさ」と題して、食事の内容と同じくらい大事なものとしてあげられる、「食卓の様子」について触れている箇所がありました。
特に印象に残ったのは、「親子で一緒に食事をする」という調査に、子どもと親の数値にズレがあったことです。「ほとんどない」と回答する子どもが親より多かったのです。
以下に関連する内容を引用させていただきます。
Q子どもと保護者にききました。
親子で一緒に食事をするよさは、どんな点だと思いますか。
■小学4年生
・お母さんの愛情がこもっている料理はおいしく食べることができる。
・おいしい気持ちを分かち合えるし、「作ってくれてありがとう」と言える。
・その日にあったことを両親に聞いてもらうのが一番の楽しみ。
・箸の持ち方や左手を添えることなど、マナーを教えてもらえる。
■小4保護者
・友達とのやりとりや先生のこと、部活動でどんなことをしたのかなどを知ることができ、楽しい時間です。
・成長するたびに食べられる物や食べる量が増えていくのが見られる。
・「家でとれた野菜はこれだよ」「どうやって作ったの」と会話もはずむ。
・子どもの本音が聞けたり、食べる量で体調などがわかること。
・「おいしいね」を共有できるし、言ってもらえるとうれしい。
どれも納得の回答です。
我が家は、毎日の食事が親子で取れるわけではありませんが、我が家のルールとして、「週末(土・日)の夜は、原則、みんなでそろって食べよう」というものがあります。平日は、子ども達の朝・帰りの部活動の都合から、出発・帰宅時間がバラバラで、揃って食べようとすると、とても早いか、とても遅くなってしまいます。そこで、帰りがあまり遅くならない週末の夜をそういう場に設定しようしたのです。
おかげで、そんなときは、上記アンケートのように会話が弾みます。
以前に、ある家庭教育講演会でこんなことを聞きました。
「親子でそろって食事ができるのは、せいぜい、小学生まで。部活動や塾通いが始まる中学生からは、ほとんどできませんよ。今のうちに、親子で食事をしっかりとってください」というもの。
なるほどと思ったのと同時に、小学生の時から習い事をしている家族は、すでにその回数も少なくなってしまうな、ということを思ったものです。
家庭それぞれの都合があるので、なかなか難しい問題であり、一個人が言うことではないかと思いますが、可能なときは、「親子で一緒に食事をする」ということができるといいと思いました。年末・年始は、そんな機会を多く設定できるかもしれませんね。