学校日記

2016.1.25 全国学校給食週間

公開日
2016/01/25
更新日
2016/01/25

校長室から

日本での学校給食は、今から120年ほど前の、明治22年に山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の私立忠愛小学校で始まったようです。
お弁当を持ってこられない子供がたくさんいたため、この小学校を建てたお坊さんが、昼食として「おにぎり、塩鮭、漬け物」を出したのです。
その後、全国で「給食」として実施されるようになりましたが、第二次世界大戦による食料不足により中止せざるを得なくなりました。
やがて戦争が終わるも、食べ物がなく、お腹をすかせて何も食べられずに学校に行く子どもも少なくありませんでした。
すると、日本の子ども達は、戦争が始まる前と比較して、平均して6cmも身長が低くなっていたのだそうです。 
そんな中、アメリカのアジア救済団体から、小麦粉や脱脂粉乳、缶詰などが送られ、昭和21年12月24日に東京、神奈川、千葉の3都県の学校で試験給食が実施されました。
それ以来、12月24日を「学校給食感謝の日」と定めていましたが、冬休みと重なるため、1月24日から30日までの1週間が「全国学校給食週間」となり、現在に至っています。

この「全国学校給食週間」は、文部科学省から、実施要領の通達があるのです(参照:平成27年度全国学校給食週間実施要領)。よって、全国各地で「学校給食の意義、役割等について児童生徒や教職員、保護者、地域住民等の理解と関心を高め、学校給食の一層の充実と発展を図ることを目的」として、様々な取組が行われます。

お爺さん、お婆さんの時代はもちろんのこと、お父さん、お母さんの時代と比較しても、随分と、現在の給食は様変わりしています。
特に、江南市の給食は、現在、国内外の郷土料理や伝統料理を献立に取り入れたり、様々な魚を食材としたりするなど、献立作成に随分と力を入れています。

本校HPでは、その様子がお伝えできればと、毎日、給食の献立の写真と、それらの食材にまつわるエピソードを「今日の給食」カテゴリで書き添えています。

ぜひ、ご家庭でもこの機会に、そんな「給食の今昔物語」をしていただくなどし、給食や食に対する感謝の気持ちを育むとともに、給食作成に関わる多くの方々に感謝するきっかけとなれば幸いです。