学校日記

2016.2.2 タグラグビー

公開日
2016/02/02
更新日
2016/02/02

校長室から

6年生の体育では、「タグラグビー」が始まりました。
ラグビーのタックルの代わりに、腰につけた「タグ」を捕ることで、ボールを持って走るプレーヤーは「パスを出す」という、「身体接触がないラグビー」です。

5・6年生の体育では、「ボール運動」として「ゴール型」(バスケットボール、サッカーなど)、「ネット型」(ソフトバレーボールなど)、「ベースボール型」(ソフトボールなど)の3つの型を学ぶことになっています。その中で、タグラグビーは「ゴール型」に分類されるものになります。

タグラグビーは、鬼ごっこの要素があるのが大きな特徴です。サッカーやバスケットボールと異なり、ドリブルをしないでボールを持って走って前へ進むということや、ボールをカットするというテクニックよりも「タグをとる」ことで、攻撃を止めることができるというシンプルなルールは、運動の苦手な子でも楽しめます。

また、サッカーやバスケットボールは、クラブチームに入っていたり、日頃から遊び慣れていたりする児童が、どうしても活躍してしまい個人差が現れてしまいがちです。しかし、タグラグビーは、初めて経験する児童ばかりであり、スタート時に、その差が大きく現れることがありません。そんなところも楽しめる要素の一つです。

さらに、単に「走る」ということは、運動量を確保することにもつながります。そこに、相手を抜くためのステップワークやスピードの強弱が加わると、様々な身体能力が養われます。

世の中のラグビー人気の高まりに、興味をもつ児童が多くいます。ルールが理解できれば、さらに、楽しみながらラグビーを観戦することもできるでしょう。

ワールドカップでの日本代表の活躍や、リオデジャネイロオリンピックに7人制ラグビーの男女チームが出場を決めたこともあり、タイミング的には、ピッタリです。
お父さん、お母さんの時代では経験しなかったタグラグビー。児童には、楽しみながら、学んでほしいと思います。