学校日記

2016.4.19 全国学力・学習状況調査

公開日
2016/04/19
更新日
2016/04/19

校長室から

今日は、地震に見舞われた熊本県とその周辺の一部地域を除き、全国で、小学6年生と中学3年生の全児童・生徒を対象に「全国学力・学習状況調査」が行われました。

よく「学力テスト」と言われますが、単純に、学力の度合いを図るための「テスト」ではなく、「調査」であることがポイントです。

文部科学省のHP内にある「実施要領」には、以下のように「調査の目的」について書かれています。



 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から,全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し,教育施策の成果と課題を検証し,その改善を図るとともに,学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
 さらに,そのような取組を通じて,教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。


この調査では、国語・算数(数学)の他に、「児童・生徒質問紙」というものがあります。「学習意欲」「学習方法」「学習環境」「生活の諸側面」等に関する質問が並んだものです。
同時に、「学校質問紙」もあり、この二つの「質問紙」から、学力との相関関係を分析することができます。
そして、この「分析」こそが、この調査のキモになってくるのです。

幸い、質問紙の結果からは、多くの質問で肯定的な回答の数値を得られている本校です。地域・家庭・学校の取組が間違っていないことが分かります。
しかし、さらに強みを伸ばし、課題を改善するための手立てをとっていくための資料とし、今後に役立てていきたいと考えます。

しかし、「B問題」(主として「活用」に関する問題)は、歯ごたえのある問題です。特に「国語」は、日頃から、「テキスト」(文字)と「非テキスト」(図、写真、表、グラフなど)の双方から情報を読み取る習慣があるかないかで、正解率も変わってくることでしょう。そういう意味で、新聞や図鑑などを読む習慣がある子は、抵抗なく取り組めるかもしれません。
B問題は、6年生の実態や、生活に密着した、上手く練られた問題です。お子様と、話題にされるのもいいかもしれません。