2016.6.7 タブレットPCによる学習支援
- 公開日
- 2016/06/07
- 更新日
- 2016/06/07
校長室から
現在、文科省は、特別支援教育におけるICT機器の活用の研究を進めています。これは、障がいのある児童生徒がICT機器や支援機器を活用することにより、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できることがあるため、その有効性を研究・共有し、幅広く活用を進めていくことをねらいとしているものです。
本校でも、学習意欲を高めたり、学習内容の定着を図ったりするために、かがやき(特別支援学級)さんの授業で、必要に応じて、ICT機器の一つである「タブレットPC」の活用をしています。
例えば、漢字の学習を一例にすると、正しい書き順を確認するアプリで、学習した漢字の書き順を確かめることができます。また、別のアプリでは、書き順の通りになぞりながら、トメ、ハネ、はらいが確認できます。
これらを踏まえて、ホワイトボードのアプリを用いて、テンポ良く何度も書いては消し…を繰り返しながら学習ができます。
こうした活用により、時には、苦手な部分を繰り返し学習するなど、習熟度にあった学習を進めることができます。幸い、かがやきさんの規模であれば、一人一台の配付も可能であり、それぞれのテンポで進められます。
できるようになれば、学習意欲が高まり、次のステップに取り組みやすくなるなど、学力向上の一助を果たしています。
こうした意味で、「じっくり」学習するには、一人一台が有効のように思います。
今後も、こうした有効に活用できる方法やアプリについて、研究していきたいと考えています。また、これらの実践を、多くの児童の支援に生かしていきたいと考えます。