2016.8.14 手塚治虫「戦争漫画」傑作選
- 公開日
- 2016/08/14
- 更新日
- 2016/08/14
校長室から
たまにこのカテゴリで紹介している「おすすめ漫画」。今日は久しぶりに、その一つを紹介したいと思います。
明日は、8月15日。「終戦の日」です。ということで、今回は「手塚治虫『戦争漫画』傑作選・傑作選Ⅱ」という漫画です。「祥伝社新書」から発売されている、本作は、新書サイズになっています。
「傑作選」のカバーの「そで」(カバーの折り返し部分)には、以下のように書かれています。
「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「どろろ」「火の鳥」「アドルフに告ぐ」など、後世に遺る数々の名作を描いた「漫画の神様」手塚治虫。その天賦の才は、これら長編ばかりでなく、読み切り短編においても遺憾なく発揮されました。本書は、新書界初の漫画アンソロジー集の第一弾として、手塚治虫が生涯に遺した計一五万ページに及ぶ作品群から、『戦争』をテーマにした傑作、問題作を選りすぐりました。手塚漫画は大人必読の現代の教養であり、もちろんそれ以前に文句なく面白い!子供の頃のように時の経つのを忘れ、最後の一ページまでご堪能ください。
「傑作選」「傑作選Ⅱ」のどちらも、戦争の悲惨さや残酷さが伝わってくるものですが、特に「傑作選」は、第二次世界大戦の日本に関するものが、また「傑作選Ⅱ」は、ベトナム戦争に関するものが掲載されています。
作品は、様々な角度から描かれ、考えさせられることが多くあります。大人が読んで、子ども達に語っても良いでしょうし、高学年なら、自分で読んでも解釈できることでしょう。
戦争を二度と繰り返さないためにも、子ども達にその悲惨さを伝えていきたいものです。
なお、「手塚治虫と戦争」というサイトが開設されています。手塚治虫が伝えたかった戦争について、原画や手塚治虫の解説文などを見ることができます。興味がある方は、ご覧になってはいかがでしょうか。
(※サイトはこちら↓)
■手塚治虫と戦争