学校日記

2016.12.9 4年生の総合学習のまとめを見て

公開日
2016/12/09
更新日
2016/12/09

校長室から

4年生の廊下には、総合的な学習の時間の一環で作成した「目指せ!わが家のエコライフ」の「まとめ」が掲示してあります。遠足で訪れた「エコパルなごや」での学びをきっかけに、家庭での取り組みを引き合いにし、その実際や課題・感想などをそれぞれにまとめたものです。4年生の保護者の方は、保護者会の際に、ご覧になったことと思います。

そのまとめがなかなか秀逸で、まさに総合的な学習の時間のねらい通りのものになっています。

総合的な学習の時間のねらいの中には、「問題解決的な活動が発展的に繰り返される探究的な学習とすること」「体験活動を重視するとともに、思考力・判断力・表現力等をはぐくむ言語活動の充実を図ること」というものがあります。

「探求的な学習」とは、「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」という一連の学習活動であり、これらをスパイラルに繰り返すことで、力を高めようとするものです。

また「言語活動の充実」とは、「体験から感じ取ったことを表現する」「事実を正確に理解伝達する」「概念・法則・意図などを解釈し、説明したり活用したりする」「情報を分析・評価し、論述する」などがあります。

掲示物を見ていると、グラフや表、図などを用いて、情報を収集し、整理・分析するものが見られたり、デジタルカメラを活用し、写真を添えて分かりやすく伝達したりするなど、上記の学習活動の方法を踏襲した「力作・秀作」がたくさんありました。
さらに、写真を見ると、親子で何かに取り組んでいることが見て取れるシーンもあり、親子で協同して課題に迫っているのも微笑ましく、うれしく思いました。

お父さん、お母さんの時代になかった「総合的な学習の時間」ですが、このような目的で、学び方を学んだり、学びの質を高める方法を学んだりしていることを理解していただき、その活動に価値づけしていただけると幸いです。

特に、今回は、家庭の協力が大きかったことと思います。ご協力いただき、ありがとうございました。