学校日記

2016.12.12 朝礼校長講話

公開日
2016/12/12
更新日
2016/12/12

校長室から

今日は、約2か月ぶりの講話でした。以下のような講話をしました。



早いものでもう12月です。かがやき学芸会から1か月が経ち、ちょうど2学期のまとめの時期の今は、授業も頑張っていることでしょう。

そこで、今日は、授業の中で大切なことの一つである「きく」ということについてお話をします。

まず、「きく」と聞いて、どんな漢字を思い出しますか?お、指でなぞっている人がたくさんありますね。そうですね「聞く」という漢字ですね。思い出した人?この漢字は2年生で習います。さすがたくさんいますね。
実は、まだ他にもあります。知っている人いますか?お、高学年で、指でなぞっている人が何人かいますね。「聴く」という漢字です。知っていた人?お、5・6年生に何人かいますね。この漢字は中学校で習います。よく知っていましたね。素晴らしいですね。

では、その漢字の意味について確認をしたいと思います。

まず、「聞く」という漢字です。どんな漢字とどんな漢字が合わさっていますか?
そうですね。「門」と「耳」ですね。
(アニメーションを表示しながら)これは、「門の中から、聞こえてくる」、そんな様子を表した漢字です。

では、「聴く」という漢字です。同じように、どんな漢字が合わさっていますか?
「心」「耳」がありますね。あとは「十」「四」ではないのです。じつは「直」という漢字の形が変わったものがあるのです。
(アニメーションを表示しながら)これは、「直」の漢字の形になる前の「𢛳」という漢字が、「まっすぐな」という意味をもっていることから、「まっすぐ耳を傾けて聴く」、そんな様子を表した漢字です。

では、授業は、どちらの漢字の様子がよいのでしょうか。多くの人が、スクリーンの下の方を指していますね。そうですね。「聴く」ですね。

写真は、発言者はみんなの方を向いて発言をし、聴く人は、発言者の方に体を向けて、発言者を見ながら「聴く」様子ですが、みなさん、できていますか?

こうして校長先生が話している間も、きちんと体をこちらに向けて聴いている人がいます。とても話しやすいです。
ぜひ、授業は、発言をきちんと「聴き」、その人の発言をつなげ、お互いに高め合える授業にしていきましょう。