学校日記

2016.12.22 2学期終業式

公開日
2016/12/22
更新日
2016/12/22

校長室から

2学期終業式式辞は、以下のような話をしました。



2学期を振り返ると、様々な行事がありました。運動会、6年生の陸上運動記録会、秋の遠足、かがやき学芸会と大きな行事がありました。そして、すでに、3学期の大なわ大会に向けての練習が始まっています。

2学期の合い言葉は2つありましたが、何でしたか。そうですね。「全力児童」と「昨日より今日」でした。 先ほど振り返った行事全てに、皆さんは「昨日より今日」と、全力で取り組み、素晴らしい成果を見せてくれました。

さて、明日から冬休みです。冬休みには、日本が大切にしている大きな文化が2つあります。なんでしょう。そうですね。「大晦日」と「お正月」です。
ここで、「大晦日」と「お正月」について、少し勉強しましょう。

「大晦日」には、大掃除をします。このことを「大祓(おおはらい)」という言い方をします。一年の汚れを取り除くのですが、このことは、いやな出来事などを払い落とす、という意味もあります。そして、後で紹介する「年神様」を迎えるための準備をするのです。さらにこの日は、「年越しそば」をいただきます。そばは、ラーメンやうどんと違って、切れやすい麺です。そこで、この一年の嫌なことを「断ち切る」という思いでいただきます。
そして夜になると、「除夜の鐘」が聞こえてきますね。何回鳴るかしっていますか。よく知っている人がいますね。そうです「108回」です。人間の心にある、108の「よくない考え」を払い落とすために鐘をつくのです。
このように、その年のよくないことを一度無くしてしまい、リセットする日なのです。

「お正月」は、「年神様」という神様を迎えるのです。そのために、「門松」や「しめ縄」を飾りって迎える準備をし、「鏡餅」や「おせち料理」を用意するのです。「お年玉」は、年神様からいただく「魂」とも言われています。
このように、神様を迎えるための日なのです。

まとめです。大晦日は、よくなかったことをリセットし、お正月になったら、新しい気持ちでスタートするための節目なのです。うまくいかなかったことも、新しい年になったら、「もう一度頑張ります」と神様にお願いをして、やり直せるのです。
古来の日本は、いい文化を作ったのですね。

皆さんも、初詣では、一方的にお願いをするのではなく、「昨年はありがとうございました。今年は、○○ができるようにがんばるので、どうか応援をお願いします」とお願いすると、いいかもしれませんね。

ということで、冬休みは、大掃除をし、お正月を迎える準備をしなければなりません。ぜひ、お手伝いをしてください。
また、家族で過ごす時間も多くなると思います。そんな時間を大切にしてください。
そして、お正月になったら、新年の目標をたてるといいですね。

みなさん、いい冬休みを過ごしてください。