2017.1.8 今、宅配業界は…
- 公開日
- 2017/01/08
- 更新日
- 2017/01/08
校長室から
宅配業者にチェーンソーを持ち込み、動画サイトにその一部始終をアップするという、事案がありました。
ちょうどこの年末に、気になるwebニュースがあったため、その記事を保存していたのですが、すると、先日の動画事案です。
その記事とは、12月28日に配信された、「『アマゾン多過ぎ』ヤマトドライバーから悲鳴続出、『利便性』が生んだ過酷な実態」(弁護士ドットコム)という記事です。年末は、「お歳暮、クリスマス、おせち」と一年間でもっとも忙しく、昼食の時間もとれずに12月に入って3キロも痩せたというドライバーがいるのだとか。
気になった一文が、以下の事実について。
国交省の調査(2014年)によると、宅配便の再配達率は19.6%。再配達1回目でも約4%が残る。「みんな帰宅してから再配達の電話をかけてくる。だから夜の仕事はいつまでたっても終わらないんです。ヤマトの時間指定は午後9時までですが、その後も配達を続けています」
これは、大変な状況です。私自身、ネット通販(Amazon)を利用する者の一人ですが、再配達をしてもらうこともしばしばあり、過酷な労働状況を生み出している一人として、申し訳なくなりました。
記事の最後には、「利用者として最低限できることはなんでしょうか」の問いに対して、前出のドライバーが「時間指定して、その時間必ず家にいてくれる、それだけでもだいぶ違います」と言っていたこと。気をつけようと思いました。
教育現場でも、集金や提出物の督促のために、家庭に連絡をするも、連絡がとれず、夜まで待って、再度連絡するということがあります(本校は、ほとんどないのがありがたいところです)。期日までに納金や提出をしていただければ、担任が連絡をしたり、待ったりせずに、本来の仕事に集中したり、早く帰宅できたりします。
どの業界に対しても、相手の時間を奪わないよう、できることを互いにすることが、世の中のサービス残業を減らす一つの方法かもしれませんね。
(※参考サイトはこちら↓)
■「アマゾン多過ぎ」ヤマトドライバーから悲鳴続出、「利便性」が生んだ過酷な実態(弁護士ドットコム)