2017.1.11 避難訓練
- 公開日
- 2017/01/11
- 更新日
- 2017/01/11
校長室から
今日は、避難訓練を行いました。「今週実施しますよ」と伝えてはありましたが、「何日の何時に行う」ということは、教師にも児童にも伝えていませんでした。いわゆる「抜き打ち」の訓練です。
2時間目と3時間目の間の長放課に、地震を想起させる音が一斉放送で流れました。すると、運動場で遊んでいた児童が、誰から指示をされるわけでもなく、運動場中央にサッと集まりました(左上)。運動場には、ボールが転がったままです。それでいいのです。まず、自分の身を守る行動が確実にとれました。
校舎内にみえた先生方の話を聞くと、教室や図書室にいた児童は、サッと机の下にもぐって、頭をかくしていたとのこと。こちらでも、これまでの事前学習や訓練の成果が表れています。
そして、放送の指示で、運動場に避難することが告げられると、きちんと頭を守るための何かをもって、避難をする児童が多くいました。これも、これまでの訓練の成果が表れています(右上・左下)。
避難訓練を行う度に言う「100点満点をつけられる訓練をすること」ということが、しっかり浸透していたように思いました。
東南海沖地震が発生されると言われて久しいですが、海沿いの自治体の学校は、避難訓練の回数も、かなりの数をこなしていると聞きます。それだけ、自分の命を守るために必死です。それらの学校に比べると、本校の訓練の回数は決して多いわけではありませんが、これからも、1回1回を集中して、しっかり取り組んでほしいと思いますし、取り組ませたいと思います。
訓練最後の校長からの言葉では、「これまでの多くの地震で、数多くの尊い命が亡くなっています。その命は、私たちに数々のことを教えてくれています。そんな命に報いるためにも、自分たちの命を落とすことなく、大きなケガをすることがないよう、日頃から備えていくことを大切にしましょう」ということを伝えました。
ぜひ、ご家庭でもこの機会に、家庭での避難の方法や、持出備品の確認などをしていただけると幸いです。「備えあれば、憂いなし」ですね。