学校日記

2017.6.13 お寺の多い都道府県は?

公開日
2017/06/13
更新日
2017/06/13

校長室から

修学旅行は、多くの寺院を巡ります。今日であれば、「金閣寺」「清水寺」は文字通り「お寺」ですし、「三十三間堂」もやはり「お寺」です。
明日も「東大寺」「法隆寺」と、やはり「お寺」を巡ります。
 
さて、それでは、最も寺院が多い都道府県はどこでしょうか。やはり京都や奈良は、寺院が多いのでしょうか…?

文化庁では、毎年「宗教統計調査」というものを行っており、国内の宗教の動向を把握しています。その政府統計の最新版である「平成27年12月31日」のデータによると、以下のようになっています(※数値は、「仏教の宗教団体数」。宗教団体=寺院数ではなく、やや多い数値になるため、おおよその寺院数としてとらえる)



 1 愛知県 4,596
 2 大阪府 3,395
 3 兵庫県 3,286
 4 滋賀県 3,215
 5 京都府 3,074
 7 東京都 2,889
 16 奈良県 1,818
 47 沖縄県   85


となっています。
なんと、京都府ではなく、愛知県が第1位なのです。また、「人口10万人当たり」という形に換算すると、滋賀県が第1位となり、必ずしも、京都府や奈良県が多いというわけではないのです。人口が多い、東京都も決して多いわけではないことが分かります。

2〜5位に近畿地方の府県があるのは、多くの宗派の宗祖が、京都・滋賀にある比叡山延暦寺で学んだことから納得のできるランクです。しかし、なぜ、愛知県が1位なのか、これには、諸説ありますが、やはり、信長・秀吉・家康がいたということは大きいでしょう。

このデータには「へぇ〜」ですね。

(※関連サイトはこちら↓)
宗教統計調査|文化庁