2017.6.26 読書「月0冊」33%
- 公開日
- 2017/06/26
- 更新日
- 2017/06/26
校長室から
既にご覧になられた方も多いと思いますが、6月25日付中日新聞(2頁)に、上図のような「読書『月0冊』33% スマホで『本離れ』」という見出しの記事が掲載されていました。
これは、日本世論調査会が実施した「読書に関する全国面接世論調査」によるものですが、「本離れ」が進み、「スマートフォンやゲームに費やす時間」が増えているという、世の中の傾向が数値で浮き彫りになったものです。
ちょうど、本日(26日)から、本校は「あじさい読書週間」となり、業前の時間や給食の会食後の時間を利用して、読書に親しむ時間を設けています。
しかし、中学校になると、部活動や、家庭学習時間の多さから、本に親しむ時間が激減します。北部中学校では、「朝の読書タイム」を設け、機会をとらえて実施しているようですが、年間何冊読めるのか興味深いところです。
つい最近(6月23日・金)の本HP内にある「心に留めておきたい言葉」には、小説家の塩野七生さんの言葉である「私は、時間がなくて本も読めません、という弁解を、絶対に信じない」というものを掲載しました。なかなか厳しいひとことですが、塩野さんに言わせれば「読書のための時間を生み出そうと思えば、生み出せるはず」ということになるのでしょう。
私は、と言えば、現在「語彙力こそが教養である」(齋藤孝著:角川新書)を読んでいるところです。乏しい語彙力を少しでも増やすコツをつかむために…、と思っての選書です。すき間の時間を使って読んでいるの、「一気に読了」ということにはなっていませんが、塩野さんのように、時間を生み出し、コツコツ読んでいきたいと思います。
今後、世の中のこうした流れに、古北っ子がどのようになってくのか、気になるところです。
(※写真の記事は、6月25日付中日新聞(2頁)です)