学校日記

2017.7.25 自然教室の歴史

公開日
2017/07/25
更新日
2017/07/25

校長室から

ここまでの記事の通り、今日から5年生は、知多郡美浜町にある「美浜少年自然の家」にて、「自然教室」を実施しています。

学習指導要領においては特別活動の学校行事として「旅行・集団宿泊的行事」に位置づけられる活動ですが、その発祥は、1925年(大正14年)7月、成城中学校(東京都・現:成城中・高等学校)により行われた臨海学校と言われています。今から、92年前ですから、約100年前から行われていることになります。

しかし、修学旅行は、1882年(明治15年)に栃木県第一中学校(現・栃木県立宇都宮高等学校)が実施したのが始まりとされており、臨海学校の40年以上も前のことです。

ちなみに、臨海学校の「山版」と言われる「林間学校」を最初に行ったのは、1918年(大正7年)7月に長野県で実施した成城中学校です。臨海学校より、8年前のことになります。しかし、「臨海学校」「林間学校」のどちらも、同じ学校が発案したというのが驚きです。

本校は、「自然教室」という名称で、活動しています。海の活動はもちろん、オリエンテーリングなどの山間部の活動もできるためですが、そもそも、最近では「臨海学校」「林間学校」という名称で活動をすることも少なくなっているようです。

そして現在では、施設の運営も、民間施設から国公立や指定管理者によるなど、形態も多様になってきました。

しかし、自然の中で、仲間と共に様々なことを体験することに、今も昔も、形態にも違いはありません。
この2日間で体験したことが、思い出に残ることを願っています。