学校日記

2017.7.31 三つの条件

公開日
2017/07/31
更新日
2017/07/31

校長室から

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盲目のカウンセラーである西亀真さんは、50代のときに「網膜色素変性症を発症」という難病を発症し、それから盲目となられました。しかし、47都道府県一人旅を無事に達成すると、ニューヨークへの一人旅も実現させた方です。

その西亀さんの講演内容が、7月24日(月)付の「みやざき中央新聞」に掲載されていましたが、その一節が印象に残ったので、ここにその箇所を引用し、紹介いたします。



 47都道府県とニューヨークを1人で旅行して思ったことがありました。
 小学生の時に習った「物が燃える三つの条件」を覚えていますか?
 まずは燃えるものがあること。次に燃えるための温度になっていること。それから酸素があること。この三つです。
 だから消防士さんはこのうちのどれかの条件を外すのです。ガス栓を閉めて燃える物をなくしたり、火に水をかけて温度をさげたり、酸素を遮断したり…。
 私は、夢を実現させる時にも、同じように三つの条件が必要なのではないかと考えました。
 まず燃える物があること。それは夢があることです。夢がないと夢は叶いませんから。
 それから温度。これは「夢を実現したい」という熱意だと思います。
 そして酸素。「夢は叶わない」とよくいわれます。確かにいくら強く「ダイエットがしたいな」「成績を上げたいな」と思っても、思っているだけでは叶わないでしょう。
 そこで、夢に期日を設定すると「目標」が定まります。目標は達成することができます。私は夢に期日を設定することが「酸素」の役割を果たしてくれるのではないかと思っています。
 つまり、夢をもち、情熱をもち、期日を設定することが夢を実現させるために必要なことなのです。(後略)


この夢を実現させる「三つの条件」は、シンプルな考え方でありながら、的を射たものだと思いました。

多くの人が「夢をあきらめないことが大切」といいます。なかなか簡単なことではありません。しかし、そこに諦めない「情熱」と、諦めるのではなく、むしろ進むための「期日」があれば、自ずと進まざるを得ないのではないかと思うのです。

昨年、私が達成した「年間1,521km走破」などは、まさに、上記の「夢(目標)」「情熱」「期日」の三つの条件があったからこそだと思います。

古北っ子の皆さんも、夢(目標)をもったら、「情熱」「期日」を設定するといいかもしれませんね。がんばれ、古北っ子!