2017.10.7 桑名の折り鶴
- 公開日
- 2017/10/07
- 更新日
- 2017/10/07
校長室から
今日は、芸術の秋にちなんで、折り紙の話を一つ…。
尾張地方に隣接する三重県の桑名市は、一枚の紙からつくられる数羽の連続した折り鶴の「連鶴」発祥の地と言われており、その美しい連鶴は「桑名の千羽鶴」として知られ、桑名市の無形文化財に指定されています(かつては「連鶴」を「千羽鶴」と読んでいた)。
というのも、江戸時代は1797年に出された、現存する世界で最も古い「遊技折り紙」の書物である「秘伝千羽鶴折形(ひでんせんばづるおりかた)」には、「49種類」もの連鶴の折り方が、絵入りで解説がされており、その書物を書いたのが、桑名のお寺の住職である「義道一円」(1762〜1834)だったのです。
よって、桑名市に行くと、連鶴が折れる折り紙や、解説本などが販売されているのを見ます。
ネット上には、桑名市の企業「昭和印刷」と、「広める会」の二つのホームページにて、その49種類の連鶴を写真で見ることができます。
特に、「昭和印刷」には、6つの作品について、作り方の動画も掲載されており、紙さえあれば、見ながら作ることも可能です。
誰もが、小学校入学前や低学年の頃は、様々な折り紙を折って楽しんできたことと思いますが、やがて、そんな遊びもしなくなってしまった古北っ子も多いと思います。
そんなとき、あえて、こんな「大人の折り紙」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
新しい世界が広がるかもしれませんよ。
(※関連サイトはこちらをクリック↓)
■つながる折り紙|桑名市無形文化財 桑名の千羽鶴(昭和印刷株式会社)
■桑名の千羽鶴を広める会
■秘伝千羽鶴折形(wikipedia)