2017.11.20 ボール運動
- 公開日
- 2017/11/20
- 更新日
- 2017/11/20
校長室から
小学校の体育では、6年間で、段階を経て、様々な技能や思考を身につけていきます。
「ボール運動」の単元でも、低学年・中学年・高学年と、確実にステップアップしながら、学習を進めていきます。
1年生の体育では、ボールの感触に慣れるような、投げる、転がす、蹴るといった基本的な動きを身につけていきます。
写真のような、体の周りを回してみたり、脚の間を通してみたりと、様々な要素を取り入れながら、ボールを操ることも、ボールの感触に慣れるための有効な手立てです。
低学年から中学年の間は、狙ったところに投げたり、蹴ったりすることができるようになって、徐々に、コートの中で敵味方に分かれる形になります。そして、高学年にかけて、競い合う形に発展し、役割分担や戦術を考えるなど、さらに深めていきます。
コートを用いて行う競技には、以下のように分類され、それぞれの型の中から学校・学年で選択して実施をします。
・ゴール型 … サッカー、バスケットボール、ポートボール、タグラグビーなど
・ネット型 … プレルボール、ソフトバレーボールなど
・ベースボール型 … 三角ベース、ティーボール、ソフトボールなど
近年、ボールを使って遊んだりすることが減っています。そうした場所が無くなってきていたり、遊びのデジタル化が進んでいたりするところもあると思いますが、こうして様々な球技の特性に触れ、経験を重ねることにより、生涯スポーツの選択の基礎作りやきっかけにもなることもあります。
また、2020年の東京でのオリンピック・パラリンピックでは、これまで以上に、身近にそれらの競技を目の当たりにできるかもしれません。そんな機会に向けて、少しでも、ボール運動の楽しさなどを味わってくれれば、とも思います。
可能であれば、家庭でも、どんどんボール遊びをして(させて)ください。