2018.2.3 ゲーム依存症に注意
- 公開日
- 2018/02/03
- 更新日
- 2018/02/03
校長室から
昨年末、世界保健機関(WHO)は、ゲーム(オンライン・オフラインを問わず)などのやり過ぎで日常生活に支障をきたす症状「ゲーム依存」について、病気の世界的な統一基準である「国際疾病分類」に、盛り込むことを決定しています。
どんな症状が、「ゲーム依存」になるかというと以下の通りです。
・ゲームをする衝動が止められない
・他の興味や活動よりもゲームを優先させる
・問題が起きているのに、ゲームを続けたり、プレー時間を増やしたりする
・故人や家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じている
大人で言う「アルコール依存」「ギャンブル依存」などと似ています。
SNSなどの「ネット依存」とあわせて、これらの依存は、脳の働きが著しく低下し、感情を上手にコントロールできなくといった研究論文も報告されています。
「怖いな」と思ったのは、幼少期は進行が早いとのこと。小学生は気をつけたいところです。
というのも、子どもたちが自分専用のスマホやタブレット、携帯ゲーム機、ゲーム用コンピュータなどを持つようになり、日常的にネットに使い、その利用も、低年齢化が進んでいる世の中になりつつあります。
ゲーム機やスマホなどの端末を取り上げると、「キレて暴れる」となってしまっては、既に「依存症」の状態です。
長時間、ゲームをしたり、またゲームに限らず、無料動画を視聴したり、LINEなどのSNSをし続けたり…と、気づいたら、「依存に似た状態になっていた」とならないようにしたいものです。
息抜きにする程度ならいいのですが、生活の中心がゲームに…とならないようにしたいものです。ぜひ、ご家庭でのルールについて、今一度確認をしてください。