『発達の気がかりな子どもの上手なほめ方しかり方 』山口 薫
- 公開日
- 2018/07/30
- 更新日
- 2018/07/30
家庭で育つ
夏休み中には、毎日1冊保護者にお薦めの本を紹介 します。江南・大口・扶桑の図書館にあるものから選んでいます。
今日は『発達の気がかりな子どもの上手なほめ方しかり方 』
サブタイトルが、応用行動分析学で学ぶ子育てのコツ。
日本での応用行動分析学の第一人者、山口 薫 先生の研究を、72のQ&A方式できわめて具体的に説明した書です。
子育ての本であると共に、応用行動分析学の入門書でもあります。
応用行動分析学とは、行動の背後にある原因を分析することで、社会生活上の問題を解決していこうという学問と実践で、多くの分野に取り入れられています。
ここでは、基本的な考え方が端的に示され、理論的背景も丹念に解説してあります。
発達の気がかりな子どもが対象の本ですが、健常児でも十分、使えます。
驚いたことに、理論は異なるのですが、「ほめ方・しかり方」の具体例は、7月25日に紹介した『子どもを伸ばすほめ方 ダメにするほめ方』と驚くほど似ています。
共に、実践に裏打ちされたものであることが分かります。
この本は江南市立図書館でお借りしました。