学校日記

男子バスケ部 管内大会1回戦

公開日
2025/07/06
更新日
2025/07/06

部活動

 5日(土)にKTXアリーナで管内大会の1回戦が行われました。1回戦の相手は秋の新人戦準優勝、第2シードの扶桑中学校です。いきなりシード校との対決。強い気持ちをもって、今までやってきたことを出し切れるかがテーマでした。

 結果は、1点差の惜敗でした。大会までの準備はやり尽くし、試合ではすべてを出し切りました。あと1本が、あのシュートが、、、と子どもたちは全員が号泣し、試合後は立ち上がれませんでした。子どもたちに伝えましたが、「1点差の負けは監督の責任。自分のせいで負けたから後悔してはいけない。みんなは胸を張ってほしい。」試合後、3年生が号泣しながら、仲間へ、後輩へ、先生への思いを語りました。「自分は本当に下手くそで、正直やめたいと思ったこともあったけど、チームのみんなのおかげで最後までやり切れた。ありがとう。」「1,2年生、いっしょに練習してきてくれてありがとう。来年は絶対にすべてのチームを倒して優勝してほしい!」「先生のおかげでこんなにバスケットが好きになれました。先生、愛しています。ありがとうございました。」この文章を打ちながら、涙が止まりません、、、自分は幸せ者です。本当に子どもたちに恵まれたと思います。これでみんなとバスケができないということをまだ受け入れきれません。試合の詳細を振り返ろうと思いましたが、3年生の子たちのこれまでの頑張りをここに残したいと思います。

 3年生はミニバス経験者ゼロの全員素人集団からのスタートでした。運動が苦手な子も多く、強気、覇気がある子もいない。正直、バスケットをするには、不安になるほどでした。また例年、上の代のチームのスタメンに一つ下の学年の子が入っていて、次の代はその子(たち)を中心にチーム作りをしていきますが、それもゼロのスタートでした。しかし、この子たちは「内なる闘志」と「愚直に努力する誠実さ」そして、「仲間を大切にする思いやり」に溢れていることに気付かされました。入部当初からとにかく、手を抜かずに練習に臨みます。ボールを使わずに体幹を鍛える、厳しいフットワークに全力で取り組み、きついときこそ笑顔でお互いを励まし合う。プレーがうまくいかずに、あるいは自分に叱られ涙する仲間に手をさしのべ、背中を押して立ち上がらせる。そんな光景を幾度も見てきました。今回の扶桑中をはじめ、練習試合で戦ってきた相手はどのチームも格上でした。そんなチームを相手にここまで強くなれたのは、何者にも勝る君たちの努力です。非情にも、勝負の世界は勝ち負けの結果が出てしまいます。令和7年度の北部中は1回戦敗退という記録しか残りません。しかし、この記録の裏に君たち一人一人の努力が、熱い友情が、先生との絆が、家族からの応援、励ましがあります。表には見えない、これまで積み上げてきたものが確実にそこにあります。きっと、会場で応援してくれた多くの方々は君たちの昨日の試合の姿から、その「見えないもの」を感じ取ってくれたはずです。その「見えないもの」は必ずや君たちの人生を支える大切なものとなります。勝ち負けだけではない、部活を通して得た、大切なものを胸にこれからの人生を歩んでいってほしい。

 試合後、最後のキャプテンの言葉にはっとさせられました。「バスケはこれで終わってしまうけど、中学校生活はまだ続いていきます。正岡先生、卒業までよろしくお願いします!」この子たちは1年生から学年主任として見てきた自分の学年です。この後、3年生は受験というこれまでにない大きな戦いに挑んでいくことになります。バスケ部で培ってきた努力、闘志、粘りをぜひ、生かしていってほしい。君たちなら然るべき進路を選択し、最高の笑顔で卒業式を迎えてくれると信じています。2、1年生、次は君たちの番だ!どんな目標を立てよう?どんなチームを目指そう?先輩から受け継いだ大切なものを胸に明日から走りだそう!

 最後に、保護者の皆様。子どもたちは涙したとき、練習に行きたくなかったとき、楽しかった事ばかりではなかったと思います。今、子どもたちが胸を張って、今日を迎えられるのは保護者の皆様の支えのおかげです。心が折れそうになったときに保護者の方の言葉が、支えてくれた手が子どもたちを一歩前へ踏み出す勇気につながったはずです。本当に、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

 会場施設、相手校、審判、役員の先生方に感謝。君たちの見えないところで大会が成り立っています。多くの方々に支えられて、バスケットができたことに感謝しよう。これまで北中バスケ部に携わっていただいたすべての人、もの、こと。このメンバーでバスケットができたことに最大限の感謝。北中バスケ部1,2,3,TEAM!!

※長文、大変失礼しました。