学校日記

2016.11.20 挨拶しない?

公開日
2016/11/20
更新日
2016/11/20

校長室から

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古北小のABCの一つでもある「挨拶」。
11月18日(金)の中日新聞夕刊にあるコラム「夕歩道」に「挨拶」に関する文が掲載されていました。それは少し、考えられないような内容でした。以下に、引用し、掲載させていただきます。



「挨拶(あいさつ)」という語は「古くは衆人がたがいに前に出ることを争うておし合う意」であった、と白川静博士の『字統』に。それが後に社交的な儀礼の意味に転じたそうな。その挨拶の未来やいかに。

 マンションの住民総会で小学生の子を持つ親から「知らない人に挨拶されたら逃げるように教えているので、マンション内では挨拶しないように決めて」と提案があり、挨拶禁止で意見が一致…。

 困惑する住民のこんな投稿が神戸新聞に掲載され、波紋が広がった。芭蕉翁の昔から<秋深き隣は何をする人ぞ>とはいうが、挨拶をやめ、やがて周りは「知らない人」ばかりの世となるのか…。



なんとも寂しい話です。
とある学校で、挨拶ができなくなってきたため、いっそのこと「挨拶をしない週間」を設け、挨拶がないことが、いかに違和感のあることかを感じてもらい、挨拶の大切さを実感してもらう、という企画を児童会が立案したものの、「さすがにそれは…」と見送られたといいます。私は、見送られて正解だと思いました。

挨拶をされて、気持ち悪いと思う人は、まずみえないでしょう。私自身、ランニング中に見知らぬ方から挨拶をしていただくと、とても清々しい気持ちなります。

挨拶をすることで、地域の犯罪率が減少するとも言われます。

古北校区では、「挨拶しないように」などという、変なルールにならないことを願うばかりです。