学校日記

2017.2.21 サッカー?はい「ミニサッカー」です

公開日
2017/02/21
更新日
2017/02/21

校長室から

2017.2.14 サッカー?いえ「ボール蹴り」です」で紹介したように、1年生は、サッカーボールを操るものの「ボール運動の基礎」を身につける授業であることをご説明しました。
 
では、3・4年生はどうでしょうか(写真は4年生の体育)。「ラインサッカー、ミニサッカーなどを基にした易しいゲーム(足を使ったゴール型ゲーム)」を指導することになっています。低学年はサッカーではありませんでしたが、中学年になると「ミニサッカー」になるのです。

ミニサッカーになると、低学年の「ボール運動の基礎」から、レベルアップします。
ボールを扱いながらの動きと、ボールを持っていないときの動きを工夫することが求められます。そして、仲間と協力し,作戦を考えながら行います。ルールが増えることで、より「スポーツ感」があります。
しかし、例えば、ミニサッカーであれば、コートサイズが小さいのはもちろん、ゴールには三角コーンを立てて、その幅も広くするなど、ゲームとしては易しいものにします。

これが、5・6年生になると、見方や相手の動きにあわせた動きが求められ、競技特性を理解しながら、よりサッカーに近い競技になります。
(※「サッカーに近い」とは、まだここでも「サッカーを元にした簡易化されたゲーム」であるため)

こうして、6年間で、段階を経て「ゴール型」「ネット型」「ベースボール型」という様々な球技に慣れ親しみ、技能を身につけていきます。

このように、日本の「学習指導要領」は、系統的に指導法が整備されています。そして、47都道府県のどこに住んでいても、国民が同様な力を身につけられるようになっています。すばらしいですね。

その学習指導要領の改訂内容が、先日、発表され、新聞などで取り上げられていたのはご存じの方も多いと思います。また、別の機会に、その点について触れて行きたいと思います。