2017.10.8 「みちびき」がすごい!
- 公開日
- 2017/10/08
- 更新日
- 2017/10/08
校長室から
10月10日(火)午前7時頃に、人工衛星「みちびき」が打ち上げられる予定になっています。
現在、同じ衛星がすでに2機打ち上げられており、10日に打ち上げられる衛星で3機目となります。計画では、来年度にもう1機打ち上げ、計4機となって、正式な運用が開始されます。
この4機の「みちびき」が機能すると、とんでもない世界が待っています。カーナビやスマートフォンのGPS機能は、現在の何mという誤差が、数cmへと激減するのです。
これは、常に日本の上空付近を軌道としているためで、この「ほぼ誤差0」の世界は、以下のように様々な分野に活用される計画です。
・子どもや高齢者の居場所の確認
・災害時の安否確認
・農作業の無人化、自動化
・有料道路の自動課金システム
・スポーツ分野で選手の動きやパフォーマンスの確認
・ドローンの活用
などなど、まだまだありそうです。
特に、個人的に興味深いのは、「有料道路の自動課金システム」「スポーツ分野で選手の動きやパフォーマンスの確認」です。
現在では、有料道路は基本的に、ETCのゲートを通らなければなりませんが、このゲートが無くなり、止まったり、スピードを落としたりせずに有料道路内に入ることができます。
また、「スポーツ分野での活用」は、現在でもありますが、さらにGPS機能が精密になることで、ランニングであれば、正確な距離とタイムを測定し、心拍数や気温などと総合して、ペース配分の指示が自動でメッセージとなって届くことも可能になります。
「みちびき」のサイトを見れば、小学生高学年や、中学生以上であれば、それらの活用が分かるような解説や動画があります。一度見てみてはいかが?改めて、日本の技術力の高さに気づくことでしょう。
(※関係サイトはこちら↓)
■みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト-内閣府
■みんなのみちびき(みちびき打ち上げ特設サイト)
■ペーパークラフトダウンロード|みんなのみちびき
(※画像出典:qzss.go.jp)